肩こりは、病名ではなく症状で、首の付け根から肩甲骨にかけての筋肉が強張った様な不快感を指し、頸肩腕症候群といいます。
筋肉に、疲労物質が凝り固まった状態のことをいい原因は血行不良です。
なんらかの原因で血流が滞ると、その部分の筋肉に栄養や酸素が行き渡らず筋肉中に疲労や痛みを引き起こす物質(乳酸など)が排泄されず溜まっていきます。
痛みを感じると筋肉は緊張し、強張った筋肉は血管を圧迫するため、血行が悪くなり、血液の流れにのせて疲労物質を取り除くことが難しくなり、筋肉内に疲労物質や発痛物質がたまってさらに痛みます。
これを繰り返す悪循環が起こり、肩こりが慢性化します。 また、堅く強張った筋肉は末梢神経を傷つけることもあります。 筋肉のこりだけでなく末梢神経の傷による痛みやしびれがあらわれます。
3つの肩こり
肩こりには原因によって3つに分けられます。単純に筋肉の慢性疲労による「単純性(本態性)肩こり」、
頚部、肩など周辺の病気による「症候性肩こり」、 ストレスなどが原因の「心因性肩こり」です。
単純性肩こりは、肩に負担がかかるような姿勢を長く続けていると起こります。 女性は男性に比べ筋肉が少ないので、疲労が起こりやすく肩こりも多くなります。 細い人より、肥満の人の方が肩に与える負担が大きいので肩こりが起こりやすくなります。
症候性肩こりは、いろいろな病気が原因で起こります。虫歯や口の中の病気でも肩こりが起こります。
心因性肩こりは、ストレスで精神的に緊張したり悩んだりすると、筋肉内の血管も意識しないうちに収縮しています。
そのため血行が悪くなり、筋肉に老廃物がたまってしまい肩こりが起こります。
次に治療ですが、骨の異常や筋肉の緊張を取る為に矯正をしたりマッサージ・電気治療
・ 鍼灸治療を行います。
肩こりを解消するには、骨の矯正をして筋肉の緊張を和らげ、血行をよくするのことが大切です。
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