オステオパシー |
1874年6月22日、オステオパシーはアメリカの医師であったアンドリュー・テイラー・スティル博士によって発表された。 彼は子供の頃、持病の頭痛をプランコの座台に頭を載せて揺り動かすことで治せることを発見した。長じて、牧師であり医師だあった父に習い自らも医師となり、南北戦争では軍医として活躍。 その後1863年頃にカンサス州で流行した流行性脳脊髄膜炎で自分の娘3人と父親を亡くしてから 「どうして人により病気に感染するしない、重症軽症の違いが出てくるのか?」と言う疑問を元に 「人間は生命力と言う目に見えないものを持っていて病気に対する抵抗力や治癒力が備わっているが、何らかの 理由でそれらの力が低下した時に発病し、その原因となるものは人間の身体の中にある。」と考えるようになる
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オステオパシー(Osteopathy)の由来は、オステオ(Osteo) 「骨」とパシー(pathy)「病気、治療」を合わせた造語です。 |
スティル博士は、身体の異常な構造は体循環に悪影響を及ぼすと考えました。特に背骨に問題があると、正常な神経伝達や内分泌、体液(血液、リンパ液、脳脊髄液)の循環が阻害されます。これは筋力や骨だけでなく、体内循環や免疫力の低下、内臓機能の低下などの形で、身体の全器官に深刻な影響を与えます。しかしオステオパシーの治療は、単に背骨だけではなく、身体のあらゆる部分を対象として行います。スティル博士は人間は身体(Body)・精神(Mind)・魂(Spirit)の三位一体の存在であり、オステオパシーは人間全体を単位としてみます。
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